「ウルトラセブン」は、今でも通じる社会問題を扱っている作品
──ところで、「ウルトラセブン」の音楽で、とくに好きな曲はありますか?
ひし美:私は主題歌「ウルトラセブンの歌」よりも、男声コーラスの「ワン・ツー・スリー・フォー」で始まる「ULTRA SEVEN」が好きです。格好いいですよね。当時、隊員たちもこの曲が好きで、ダン(「ウルトラセブン」のモロボシ・ダン隊員役。森次晃嗣氏)も初めて聴いたときに興奮して、「これすごくいい曲だな~!」と言っていました。
──ほかにもありますか?
ひし美:「ウルトラ警備隊の歌」(「交響詩ウルトラセブン」では「3.ウルトラホーク発進」の冒頭部)も、同じくらい好きです。インパクトのある曲が、私の好みですね。「ウルトラセブン」のキリヤマ隊長役を演じられていた中山昭二さんが1998年に亡くなられて、私が「偲ぶ会」を仕切ったときの話なんですが──
──ファンも含めて、百名以上の方が集まったとか。
ひし美:はい、そうなんです。準備した仲間同士で「キリヤマ隊長にはこの曲がふさわしいよね」となって、「ウルトラ警備隊の歌」を流したんですが、ファンの方は配った歌詞カードを見ないで「そら」で歌えるんですね。歌詞カードを見ているのは、関係者や出演者だけ(笑)。こんなに熱いファンがたくさんいらっしゃるんだと、それが印象的でした。
──劇中のBGMでは、いかがでしょう?
ひし美:「タ・ラ・ラ・ラ~」で始まる「朝が来た~!」って感じの曲があったでしょ? あれは好きでしたね。
──フルートで始まる、M8「平和・情景」ですね。先ほど話に出た2000年のCDでは、まさに「アンヌのテーマ」となった曲です。こちらも「交響詩ウルトラセブン」では、「2.怪獣出現」の冒頭部となっています。
ところで、今も日本、世界で「ウルトラセブン」が愛され続けている理由は、どのような魅力があるからだと思いますか?
ひし美:やはり「ウルトラセブン」は、今でも通じる社会問題を扱っている作品であることが、大きいのではないでしょうか。
──では最後の質問になりますが、まだ「ウルトラセブン」を見たことのない若い世代の方に、「ウルトラセブン」についてオススメのメッセージをお願いします。
ひし美:「ウルトラセブン」は、当時、子どもには難しかったんです。大人の私が観ていても、少し難しく感じたくらいですから。でも、だからこそ勉強になりますよ。そこで扱われている内容とメッセージは、今後も通用していくものだと思いますから。
編集 : ニシダケン
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