OTOTOY各スタッフがそれぞれ選んだ2025年の10作品

今年もやってきましたOTOTOYスタッフによる個人チャート。絶妙にどんな人が本サイトを運営しているのか? そんな自己紹介もちょっとかねております。2025年は、それぞれなにを聴いてOTOTOYを作っていたのか? ということでスタッフ・チャートをお届けします。(五十音順)
石川幸穂

編集部
- Oklou『choke enough』
- Smerz『Big City Life』
- Water From Your Eyes『It's A Beautiful Place』
- mei ehara『All About McGuffin』
- 中野ミホ『Bones』
- 想像力の血『物語を終わりにしよう』
- ゆうらん船『MY CHEMICAL ROMANCE』
- V.A.『REV.02』
- ART-SCHOOL『1985』
- kanekoayano『石の糸』
■️チャートに関するコメント■
今年も選ぶのに悩んだ結果、再生回数の多かった作品を中心に振り返ることにしました。なかでもOklouは、知り合いの方に教えてもらって以来どハマりし、群を抜いて聴いたアーティスト。Astrid Sonne、ML Buch、Smerzといった、北欧圏のイメージを更新してくれるかっこいいミュージシャンたちにも昨年に引き続き惹かれてました。チャート以外にも国内ではLaura day romanceの二部作サード・アルバム、見汐麻衣、家主、田中ヤコブのソロなど、あらためてこの年も素敵な作品に出会うことができました。
■ベストライヴ(配信含む)■
カネコアヤノ単独演奏会『石の糸 ひとりでに』12月22日@埼玉会館
いちばん最後に観たライブがいちばん強烈でした。弾き語りのカネコアヤノを観るのは久しぶりでしたが、その進化っぷりに驚かされました。昨年の『石の糸』で示された挑戦に加え、国内外のツアーを重ねた経験が、確かな変化として表れていたのかなと。歌は光が一点に収束したかのように研ぎ澄まされ、ギターのストロークも力のかけ方が明確に変わっていました。技術と、それだけでは語りきれない到達点に今、彼女は立っていると感じました。
■音楽作品以外のベスト一作■
『ロボット・ドリームズ』パブロ・ベルヘル監督
映画自体は2023年(日本では2024年11月)公開の作品ですが、2025年の1月に観ました。犬とロボットの特別な関係を描いた、セリフのないアニメーション映画で、そのかけがえのない思い出はテーマ曲「September」に集約されています。今聴いても心がぎゅっとなり、サントラもたくさん聴きました。ドッグの耳の細やかな動きや、途中で登場する鳥たちの作画も本当にかわいくて、生き物好きな人が書いたんだろうな~という作り手の眼差しが伝わってくるのも好きなポイントでした。
■ベストバイ■
『塩そば時空』の塩そば
この一年、「買い物」と呼べるような買い物をしなかったので、ラーメンに置き換えさせてもらいます。ベスト・一杯は、高井戸にある『塩そば時空』の塩そば。塩ラーメンはどうしても淡白な印象を持たれがちですが、ここの塩そばはそのイメージを鮮やかに覆す、複雑で奥行きのあるスープが特徴。麺や具材との相性も抜群で、全体として完成度の高さを強く感じました。次点は東高円寺『豚骨蒼翔』のラーメン。“次世代家系”と謳われる新進気鋭のお店。こちらも目が醒めるほどのおいしさ。まろやかでコクがありながら、不思議とあっさりしていて、びっくりしている間に食べ終わっていました。長くなってしまうので、ラーメンについてはまたどこかで……。
■2026年の抱負など■
昨年から決めていた今年の目標は「体力をつける」。楽しいときに思いっきり楽しみ、踏ん張りどきにはしっかり踏み込めるよう、身も心もタフにしていきたいです。あとは勢いだけの心意気に頼らず、物事を俯瞰する視点を意識し、自分の至らない部分にはきちんと向き合い、良いところは伸ばすような実践ができたらと。生きている時間は意外と短いと年々感じるので、限られた時間を大切にしながら、人としても成長できる一年にしたいです。
岡本貴之

OTOTOYニュース・チーム現場監督 / ライター
- 小瀬村晶『MIRAI』
- DURAN『Vornak』
- 矢沢永吉『I believe』
- Chevon「るてん」
- 1R+1「十明」
- 乃木坂46「Same numbers」
- 煮ル果実「マギアート」
- NMB48「やねん」(「青春のデッドライン (Special Edition)」収録)
- 佐野元春『HAYABUSA JET I』
- サザンオールスターズ『THANK YOU SO MUCH』
■️チャートに関するコメント■
映画、TVアニメのサウンドトラックの劇伴を中心に活躍するピアニスト・小瀬村晶のデッカレコードからの2作目にして初のボーカルアルバム『MIRAI』。謎の民族楽器をふんだんに使った楽曲たちは幻想的なムードもありつつ、未来への希望を描いたリアリティのあるメッセージアルバムでした。アルバムを締めくくる「Ongaku」は細野晴臣へのオマージュもあるとのこと。HIS「日本の人」にも通じる和性オリジナルポップスの雰囲気を感じていたので、なるほど、と膝を打った次第です。永ちゃんの久々の新作『I believe』は枯れたシブさ満載でメロディーメイカーとしての魅力を再確認。紅白も最高でした。。
■ベストライヴ(配信含む)■
西野カナ〈西野カナ ソニーフィナンシャルグループ presents Kana Nishino Special Live "Christmas Magic"〉2025年12月18日(木)@Kアリーナ横浜
初めてライブを観たのですが、マライア・キャリーやスパイス・ガールズのカバーもありつつ、幅広い音楽性で魅せたステージに「こういう音楽をやってる人だったのか!」という新鮮な発見がありました。MCも関西弁で面白かったし、女性ファンと若い男性ファンの割合が半々ぐらいだったのも驚きでした。
■音楽作品以外のベスト一作■
阿部暁子『カフネ』
個性のはっきりした登場人物の描き方でありながら、序盤の謎めいた物語がどう展開していくのかとても引き込まれます。最初は料理の話なのかな、と思いながら読み出したのですが、すごく現代的な人間関係の話だと思いました。
■ベストバイ■
『Neu interesseの財布
モーターカルチャーとファッションを融合させた財布・小物系アイテムの国産ブランド「Neu interesse」(ノイインテレッセ)の財布。レースマシンのステアリングやシフトノブに採用されているハイブリッドレザーを使用しているとのことで質感、手触りが最高です。めったに買い換えない分、財布だけはこだわってます。
■2026年の抱負など■
radikoで大阪のラジオ番組を聴くうちに、中学生ぶりにハガキ職人欲が沸き上がり、日々メールを投稿しては、採用されて番組のノベルティが送られてくる喜びを感じている今日のこの頃です。音楽もラジオで知ることが多いので引き続きラジオリスナーとして生きていきたい2026年です。
河村祐介

OTOTOY編集部 / 編集長 / 書籍『DUB入門』監修
- Adrian Sherwood『The Collapse Of Everything』
- V.A.『A Love From Outer Space compiled by Sean Johnston』
- SILENT POETS『Not Fun In The Summertime』
- NONCHELEEE『満潮・干潮』
- Johnny Osbourne & Gregory Morris『Universal Love Showcase』
- V.A.『NON TITLE』(〈TRANSONIC〉のアシッド・コンピ)
- Shinichi Atobe「Whispers into the Void / Fleeting 637」
- Daisuke Kazaoka『Soundscape from Another Planet』
- Slowly『Two Steps Ahead』
- Primal Scream『Come Ahead: The Remixes Vol 2 (Dubs)』
■️チャートに関するコメント■
OTOTOYにあるものでよくきいていたもので。
■ベストライヴ(配信含む)■
坂本慎太郎 12月26日 @恵比寿LIQUIDROOM
最後の最後に音楽体験のトップをやはり上塗りというか、軽やかなリズムが作り出すムードのなかに、日常を捉えたソウルがあるというか。
■音楽作品以外のベスト一作■
アラン・マバンク : 著 / 桑田光平 : 訳『割れたグラス』
コンゴ共和国出身の作家による、ナスティーな飲み屋に集まる一癖も二癖もある酔客たち、彼らの間で交わされる悲喜交々なストリートの出来事をバーテンが問わず語りに書き記したノートという体裁の小説。その他、小説ではSF方面で西島伝法の『奏で手のヌフレツン』をやっと読めた。その異界を描く筆致が圧倒的でした(新刊の『無常商店街』もよかった)。人文ものでは『テクノ封建制』、『アメリカ70年代: 激動する文化・社会・政治』、岩波新書の『ブラック・カルチャー』、ノンフィクションは『酒を主食とする人々: エチオピアの科学的秘境を旅する』、科学ものでは『土と生命の46億年史』、あとは音楽本だと『カンの物語』(以上2024年以前の刊行のものも含む、2025年読了した本のなかから)。
■ベスト・バイ■
理論社の星新一ショートショート・セレクション
マスターピースな星新一のショートショート全集的な計15巻。故・和田誠の装丁もかわいい。毎月1冊読むのが目標でしたが8冊(全15冊)ほどで終わってしまった体たらく。ま、楽しみがまだ折り返し地点ということで。
■2026年にむけて■
2025年は矢継ぎ早に、中高生の頃から多大なる影響を受けたアーティストのライナーノーツを手がけることができた(セイバーズ・オブ・パラダイス、エイドリアン・シャーウッド、ニュー・エイジ・ステッパーズ、SILENT POETS)。しかも昨今のアナログ・ブームあって各作品のLPにも封入されていて……という最高な家宝が誕生というか。『DUB入門』も三刷に突入、OTOTOYでは『ダブ・テクノ入門』と、まさかのマニアックな記事なのにバズったりしましたので、下手に「ポップ」を意識せずとも音楽好きはたくさんいるを再確認。
菅家拓真

OTOTOY編集部
- THE BERSERKERS『THE BERSERKERS』
- Trooper Salute「Trooper Salute 2」
- 北村蕗『Spira1oop』
- Nikoん 『fragile Report』
- 開始『杏露を泳ぐ魚たち』
- SYAYOS『Anthem1.1』
- usurahi「ほつれの燐光」
- 梅井美咲『Asleep Above Creatures』
- 揺れるは幽霊「mnemeoid」
- 雪国「Lemuria」
■️チャートに関するコメント■
1位はTHE BERSERKERSの1stアルバム。レゲエを軸に見事なバランス感で多彩な楽曲を生み出す11人組の大所帯バンドで、ストリーミングでも年間で最も聴いたアルバムになった。12月にリリースされたTrooper Saluteの2ndEPはレトロ・ハイファイの精度が上がり、気取らずに変なことをしまくる一作。リリース以降ずっと聴いてしまった。来年はエレクトロ・ジャズ、ファンクに踏み込んでいきたい。
■ベストライヴ(配信含む)■
〈UNDERTALE SYMPHONIC CONCERT 2024-EXTENDED-〉5月4日@所沢市民文化センター
アンダーテールの名曲たちをフル・オーケストラで聴くことができる贅沢な機会があった。ゲーム自体はかなり前にプレイしており、一部記憶が怪しい部分もあったが、会場には楽曲に合わせたゲームの画面が写っていて記憶を呼び起こしながら聴いた。大満足のセトリに圧倒的なアレンジと音圧、粋な演出も相まって最高でした。過去の公演がYoutubeにアップされているのでぜひ。
■音楽作品以外のベスト一作■
『賽は投げられた / 適当料理』(YouTube)
今年は料理をたくさんしました。レシピを見ずに作れるようになったので、参考にはならないけど引き出しが増えそう、という理由で「美味しんぼ」のデジタルリマスター版と、適当料理チャンネルばかり観ていました。海外のレシピや自由な掛け合わせで適当な料理を作り、適当な編集、適当な台本でつくられた良質なエンタメという感じです。適当だけどキッチンが綺麗だったり、マメに冷凍したりしているところが好きなポイント。
■ベスト・バイ■
セフィリア (ゲーム)
動物モチーフでかわいげのあるドット絵で描かれた爽快感のあるローグライク・ゲーム。ランダムな報酬を、革新的なシステムで自由に組み合わせながらキャラクターを強化し、ボスを倒す。これを何周もするのですが、謎の中毒性があります。まだ早期アクセスなのですが、すでに戦闘スタイルや強化の幅が広く、ありえないほど時間が溶けています。1700円で買えるので、ぜひ友達と。
■2026年にむけて■
自分の好きな音楽を見逃さず全て汲み上げて、インディー・シーンを盛り上げたい。大型フェスに行きたい。海外の音楽をもっとたくさん聴きたい。健康に生きたい。
Nikoんのインタビューで映画館について話をしたものの、自分はほとんど映画館に行かないので、音楽以外でライブ感のある娯楽をもっと享受したいなと思った。この原稿を書きながら、かなり出不精なことに気づいて少し凹みました。今年はもっとアクティヴになろう。
高木理太

OTOTOY店長
- T.V.NOT JANUARY『IMA WO IKIMU』
- キセル『観天望気』
- mei ehara『All About McGuffin』
- Vulfpeck『Clarity of Cal』
- Jimi Tenor With Cold Diamond & Mink『July Blue Skies』
- Durand Jones & The Indications『Flowers』
- Cuco『Ridin'』
- Kali Uchis『Sincerely,』
- Turnstile『NEVER ENOUGH』
- The Beatles『Anthology Collection』
■️チャートに関するコメント■
昨年のスタッフチョイスでも新譜追えてないかもとボヤいてましたが、2025年は本当に追えてませんでした。相変わらず文京区の図書館通い&旧譜ばかり掘っていたツケがこういうときによく分かりますね…(恥)。あと海外ものが円安の影響が大きすぎて、音源の購入に躊躇するようになってしまったのがものすごく大きい。基本新譜で縛りなんですが、昨年のビートルズ修行が実った(?)おかげもあり、ついにOTOTOYでもビートルズの配信ができるようになったので、流石にねじ込みました。
■ベストライヴ(配信含む)■
Vulfpeck@FUJI ROCK FESTIVAL
大規模なライブにほぼ興味のない人間ですが、2025年はフジロックのグリーンのトリで見た、Vulfpeckのあの多幸感に勝るものなしという感じでした。待望の初来日だったということもあり、ファンの熱量が演者にも伝わった気合いの入った演奏、メンバーそれぞれの個性が立ちまくったステージ、ダメ押しは“Dean Town”の大合唱。初めて何万人も集まるライブもいいものだなぁと思ったり。また見たいですねぇ。
■音楽作品以外のベスト一作■
『スーパーマン』~『ピースメイカー S2』
もはや超巨大なシリーズとなってしまったがゆえ、避け続けていた“MCU”をついに追い始めた2025。そんななかで『ガーディアンズ〜』シリーズのジェームズ・ガン総指揮のもと本格始動した、“DCU”の船にも乗船。冷笑の時代だからこそ、優しさ、真摯さこそがパンクなんだよというメッセージにグッときつつ、しっかりと効いたガン節にも楽しませてもらいました。同じくDCUの『ピースメイカー S2』、最終話のクリフハンガーに少しモヤりつつも、ドラマ中盤の盛り上がりはめちゃくちゃワクワクしました。2026年は“MCU”、“DCU”ともに重要作が控えているので、いまから楽しみ。
■ベスト・バイ■
FiiO M23(DAP)
昨年春に思い切って、10万越えのDAPを初購入。2024年にWALKMANのA300シリーズを買って、これでもポータブルでハイレゾを楽しむには十分かなと思ってはいたんですが、さらに上位クラスのものを購入したらまた全然違う世界が広がってました…。ストリーミングでもハイレゾ、ロスレスが容易に楽しめるようにはなってますが、多少面倒でもローカルからDAPで再生するのがぶっちぎりで気持ち良く聴けます。ついに私も沼に片足を突っ込んだんでしょうか、それだけ不安です。
■2026年にむけて■
2025年は色々と散漫になってしまった、ならざるを得なかったという感じがあるので、この散らかった感じを2026年はもう少し集約させていきたい次第。去年がバネを縮めて溜める時期だったとすれば、その溜めたパワーで今年はグんと伸びれたらなと。といいつつ、まだ具体的にどうするみたいなプランはないんですが…。そして引き続き、健康第一。とにかく酷い世の中になっていってますが、抗っていきましょう。あとは〈アーカイ奉行〉の再起動、自戒を込めて。
高田敏弘

取締役
- 笹川真生『STRANGE POP』
- 超右腕 『I WAS WAITING FOR YOU AT OKAYAMA-STATION』
- Hammer Head Shark『27℃』
- Blume popo『obscure object』
- 國『Kids Return』
- iVy『混乱するアパタイト』
- SYAYOS『Anthem 1.1』
- zoo『WISH I WERE』
- Beachside talks『Hokorobi』
- SuU「Temples」
■チャートに関するコメント■
今年も基本はアルバム&邦楽で。例年、その年の好きな曲・よく聴いた曲は単曲リリースが主で、ベストなアルバムには入っていないことが多かったのですが、昨年は曲とアルバムがかなり一致していました。つまり、2025年はアルバムの年だった、ということなのかもしれません。このシーンにアルバムの大事さを知らしめたのは、23年のひとひら『つくる』と24年の雪国の『pothos』のリリースだったと思っています。今回の10作品は26年や27年にどんな影響を与えるのでしょう。楽しみです。
■ベストライヴ(DJプレイ、その他、配信も含む)■
aldo van eyckほか〈(the new plan) #2〉12月12日@下北沢BASEMENTBAR/THREE
aldo van eyck主催の2箱往来イベント。夜と深夜の2部構成の深夜の部に行ったのですが、そこでの、PANICSMILE → 5kai → Linen Frisco → Ayato → uri gagarn → aldo van eyck があまりにも強烈。出演者が皆ツワモノ。個々のステージのインパクトもイベントとしても構成の良さも抜群でした。
■音楽作品以外のベスト一作(書籍・映像作品など)■
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』(日本テレビ/東宝)
私は、ファーストしか観たことない、Zすらちゃんと観ていない、ファースト原理主義というわけではなくそもそもそこまで興味がないというのが正しい、でもファーストだけはTV版も劇場版も繰り返し観ている、たぶん大好きだと言って良いだろう、というひとですが、GQuuuuuuXは映画も本編も心から楽しめた作品でした。なによりもリズム、速さが良かったです。「GQuuuuuuXは “Sped Up” だ」説を唱えたいのですが、両方面怖いので言いません (笑)。加えて、SNSがあり、巷に予想・考察が溢れて当たり前の世界における「フレーム」のぶっ壊しっぷりですね。フレームは壊そう・作る側に行こうというメッセージ。それらを含めて、今の作品でした。
■ベスト・バイ■
ゼロフライパン 28cm
自分は煮る焼く茹でる揚げるほぼすべての調理を28cmウォックパン (中華鍋のような深型フライパン) でやります。これまで本物の鉄製中華鍋 (北京鍋) も含めてさんざん試行錯誤した結果、フッ素樹脂加工のものを2〜3年おきに買い換える、に落ち着いていたのですが、ひさびさにまた「表面加工によりノンコーティングでも焦げ付かない鉄製フライパン」に手を出してみました。いままで散々失敗してきたのに。でも今回のは良い。かなり良いです。欲を言えばもう少し底に丸みが欲しい。従来フッ素樹脂加工と新規鉄ノンコーティングの2パン態勢、万全です。
■2026年にむけて■
昨年末、日本語記事「2025年編集部おすすめレビュー」の英語版を実験的に公開してみました (こちら)。ライブハウスのフロアに明確にインバウンド勢が増えている現状、内外でOTOTOYの日本語インタビューやレビューを翻訳機能を使って読んでもらえていることを実感する個々の出来事。そこらへんにどう向かうかが2026年の課題と抱負でしょうか。上の英語版記事のリード文に入れた「As a Japan-based music platform that functions as both an archive and a store, OTOTOY continues to document and support this evolving scene.」というのは、けっこうマジな気持ちです。というわけで、今年もOTOTOYをよろしくお願いいたします!
TUDA

配信/編集部
- NOT WONK『Bout Foreverness』
- the hatch『333』
- 鈴木実貴子ズ『あばら』
- Tarah Kikuchi『punctum』
- 竹村延和『knot of meanings(意味のたま) 』
- 安島夕貴『第一音源集』
- YUIMA ENYA『祝詞 - Norito -』
- 吉田ヨウヘイgroup『Happiness Comes in Waves』
- 菊地雅章『ススト』
- 佐野元春『HAYABUSA JET Ι』
■️チャートに関するコメント■
オトトイに音源がある国内のリリース縛りで。うえ3作品は自分が記事で携わったもので、それ以降も感情を支えてもらいました。菊地雅章『ススト』を契機にアンビエント・ジャズやECM作品をよく聴いたような記憶があります。Tarah Kikuchi、安島夕貴の煌びやかなサウンドの選択によってできたサイケデリックなグラム・ロック・バラードは質感が近しくて同時代性を感じます。どちらも素晴らしい。
■ベストライヴ(配信含む)■
Tenniscoats 〈𝐅𝐋𝐀𝐓𝐓𝐎𝐏 𝟏𝟎𝐓𝐇 𝐀𝐍𝐍𝐈𝐕𝐄𝐑𝐒𝐀𝐑𝐘〉 11月15日@渋谷WWW
ハウス&エクスペリメンタルを掲げる〈𝐅𝐋𝐀𝐓𝐓𝐎𝐏〉の10周年パーティーでのWWWステージトリ。ラスト最近のセットからアコギに持ち替えてやった「Baibaba Bimba」が、ステージで演奏しているというよりかは、保育園でみんなで歌ってみましょうと言われているようなムードに溢れていた。ライブを見ているとき、歌うのはステージに立つ人だけではない、ということを思い出させてくれた。あなたも歌えるよっていつも伝えている人たち。
■音楽作品以外のベスト一作■
『落下の王国』(映画)
世界遺産13箇所と24ヶ国のロケーション、をこれでもかと生かした狂気の映像美が、ファンタジーを名目にあまりにスムースに移り変わっていく気持ちよさよ。幾何学模様の黒い建物から、人が大量に出てきてそれがケチャの儀式に移行する、みたいなことが起こりまくる。しかもノーCGとのこと。BINGさん、AKIRAM ENさんとか、膨大なコレクションの中から突飛な繋ぎ方をしていくツワモノDJのプレイを思わされた。ヴァイナルで繋がった時の驚きの大きさや、最後には救いがある、というところもなんだか類似していた。
■ベスト・バイ■
簡易リキッドライトセット
北海道に遊びに行った帰りに思い立って購入。ライトパネルとハーバオイル、アルコール、着色剤、適当な皿があれば色は混ざり合って、それはその時しか見られないものになる。いい趣味になりそうです。あとはオーバーヘッドプロジェクターがあればもっと家でやるんだけど。
■2026年にむけて■
人と音楽のためになることをしたい。何かのために何かをすることをやめたい。学びのための遊びとか。誰かのためにじゃなく自分のために全てをやりたい。ひとりでいたい。常に誰かの存在を感じていたい。いつでも新鮮な気持ちで出来事や作品に感情を向けたい。文化についての知識が欲しい。自分のやる気が出るまで待ってあげるのをやめたい。 自己矛盾に目を向ける時間を減らして、テンポよく生活できたらいいんじゃないでしょうか。。
ナガタミキ

OTOTOYのデザインなどを担当 (関連会社digitiminimi所属)
- TOWA TEI『AH!!』
- Floating Points『Lazarus (Adult Swim Original Series Soundtrack)』
- DONGROSSO『ANTI SOCIAL SOUNDSYSTEM』
- Emma-Jean Thackray『Weirdo』
- 星野 源『Gen』
- H ZETTRIO『Dosukoi SS』
- ピーナッツくん『Tele倶楽部II』
- 久保田 利伸『THE BADDEST Ⅳ&Timeless Hits』
- Charlotte de Witte『Charlotte de Witte』
- 蓮沼執太『TEAM』
(発売日順)
■️チャートに関するコメント■
2025年は長距離移動することが多かったので、その時に聴いて心地よかった作品が選ばれている傾向にあります。 久保田利伸は40周年ベスト、TOWA TEIはご自身の還暦(!)アルバムということで、時を経ても変わらない安定感と新しいエッセンスが混ざり合い良いグルーヴを生み出していました。 同世代アーティストの作品にはその才能に感嘆しつつ、人間味を垣間聴く部分にホッとするような不思議な感覚がありました。
■ベストライヴ(配信含む)■
決めきれないのでなし
■音楽作品以外のベスト一作(書籍・映像作品など)■
DIC川村記念美術館 1990–2025 作品、建築、自然 @ DIC川村記念美術館
一作というか一展示で。1990年に千葉県佐倉市に開館したDIC川村記念美術館の、都内への移転前の最後の展示。 前々から行きたいなと思っていたのですが、移転前にいかねばと重い腰をあげ、千葉のこの建物への訪問は最初で最後となってしまいました。 約180点のコレクション作品展示の物量と空間に圧倒されました。
■ベスト・バイ■
Anker Eufy Security SmartTrack Card(紛失防止トラッカー)
知人の貴重品紛失話を聞くことが多くなり、自分もできる対策はやっておこうと導入。 安心感はありますが、油断して紛失しないように注意します。
■2026年にむけて■
2025年は、これまでの人生でもトップレベルに目の前の現実を否が応でも受け入れなければならない場面を経験した1年でした。 改めていろんな人に支えてもらっていることに感謝。 そんな中、音楽が心の拠り所になりました。いわずもがな音楽の力ってすごい。 引き続きデザイン面で盛り上げて行くので、本年もOTOTOYともども宜しくお願いいたします。
ナカムラ

編集部インターン/ニュース・チーム
- kurayamisaka『kurayamisaka yori ai wo komete』
- ひとひら『円』
- iVy『混乱するアパタイト』
- タチマナユ「White Point」
- 零進法『都市に生きる』
- 迷妄羊 feat. 知声 『「 」を手放そう 』
- Lil Hyvää, zohryu『翅 - Pair of Wings-』
- ast midori「nnn」
- AVYSS『i.e』
- 笹川真生『STRANGE POP』
(順不同)
■️チャートに関するコメント■
今年はkurayamisakaやひとひらのアルバム・リリースが象徴するように、ここ数年盛り上がっていた邦オルタナ / シューゲイズ・シーンにとって一つの集大成のような年だったと感じます。特にkurayamisakaの新譜はリスナーから課せられた高いハードルを優に超えてくるような傑作で印象的でした。あとはボカロもたくさん聴きました。アンダーグラウンドから沸々と湧き上がる先鋭的なボカロ・シーンがどんどん盛り上がっていけばいいなと思っていま
■ベストライヴ(配信含む)■
Goreshit〈MURDER CHANNEL VOL.30 Pre-Party〉4月7日@heavysick ZERO
レイクコア・レジェンドGoreshit。平日夜の緊急来日にも関わらずheavysick ZEROは人で溢れ返っていました。その空間に解き放たれた無数のサンプリング音声とバキバキの手打ちアーメン・ブレイク。気が狂ったように踊りました。
■音楽作品以外のベスト一作(書籍・映像作品など)■
『CITY』(TVアニメ)
2025年はアニメや映画を全然観れなかったのですが、『日常』でお馴染みのあらゐけいいちによる『CITY』のアニメ化は嬉しかったです。『日常』に通づるシュールな笑いが炸裂しており、あらゐけいいちのユーモアが大好きだなと改めて思いました。
■ベスト・バイ■
MacBook Pro
ずっと使っていたWindows PCが壊れて急遽購入した初めてのMac Book。前PCより機能性が向上したことはもちろん、持ち運びやすさが格段に向上したのが良かったです(前に使っていたPCが激重だったので)。ただ毎月の分割払いの請求が辛い…。
■2026年にむけて■
2026年は音楽活動において、ここ数年で蒔いてきた種に花を咲かせる。そしてイベント企画を継続しつつレーベル兼メディアなど新しいことも始めたい。あとは生活と仕事を頑張ります。
ニシダケン

編集部 / 九州男児
- Ave Mujica『Completeness』
- RAY『White』
- 照井順政 蓮尾理之『『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』オリジナルサウンドトラック』
- 佐久間奏 and more 『TVアニメ『ロックは淑女の嗜みでして』オリジナルサウンドトラック』
- ano『BONE BORN BOMB』
- ≠ME “カフェ樂園”
- FRUITS ZIPPER “さん”
- きのホ。 “秋刀魚”
- jo0ji『あえか』
- V.A.『Dear Jubilee -RADWIMPS TRIBUTE-』
(順不同)
■️チャートに関するコメント■
チャートは順不同。今年はTVアニメ『ロックは淑女の嗜みでして』というアニメにハマってしまって、その劇中曲のポストロックを山ほど聴いていた。あと、今年TIFにはじめて行ったので、これまで以上にアイドル曲をめちゃくちゃ聴いた。アイドル最高。
■ベストライヴ(配信含む)■
ano「呪いをかけて、まぼろしをといて。」9月3日@日本武道館
「ただ自分の呪いに復讐するために音楽を続けてきた」と語るあのちゃんが、「誰かの生きる理由になっている」ということが、すごく感動的でした。本編ラストの「絶絶絶絶対聖域」はまさに圧巻。あのちゃんのMCで結構泣いた。武道館に寝っ転がる人を見たのは、アイナ・ジ・エンドさんぶりだなぁとか思ったりもした。
■音楽作品以外のベスト一作(書籍・映像作品など)■
映画『ピンポン』
2025年の初めに、映画『ピンポン』(2002年公開)の舞台挨拶付き上映会にいった。20年以上も前の映画なので、正直今見てつまんなかったらどうしようとか思っていたのだけど、全然そんなことはなかった。爆裂おもしろかった。やっぱり自分にとってオールタイムベスト映画だ。舞台挨拶では、窪塚洋介、ARATA(井浦新)、中村獅童の3人が揃い踏み。すごい迫力だった。
■ベスト・バイ■
Zoffの調光 レンズ
紫外線の量によってレンズの色の濃度が変化するという、Zoffのメガネのレンズ。紫外線のせいで目が疲れて体も疲れる、みたいなことが多かったので本当にこれは助かった。アイコンになっているやつもコレをかけている。
■2026年にむけて■
今年は午年、年男である。マジで健康には気を使わないとなと思っており、昨年秋頃から毎日 100回スクワットをしている。スクワットをすると、血行がよくなる。血行がよくなると、顔のむくみが取れて、肩こりもなくなり、頭も冴える。良いことばっかりである。君も今日からスクワットやらないかい?
藤田琴音

OTOTOY配信部
- 梅田サイファー “FLOOR KILLER”
- 初星学園, 篠澤広 “サンフェーデッド”
- 名取さな “きらめく絆創膏”
- サカナクション “怪獣”
- 米津玄師 “IRIS OUT”
- SleepInside『テレパシーを飛ばしている』
- 牛尾憲輔『CHAINSAW MAN THE MOVIE: REZE ARC original soundtrack -summer’s end-』
- 御花屋『脱楽園構造』
- 長谷川カオナシ『お面の向こうは伽藍堂』
- おそロシア革命『この中であそばれません』
(順不同)
■️チャートに関するコメント■
シングルから5曲、アルバムから5曲セレクトしました。昨年は新しく聴き始めるアーティストは少なかったものの、アニメ主題歌などをよくチェックしていたので、新譜はそこそこ聴けていたのではないかと思います。とはいえ、そのアニメ自体は観ていない(チャート内だと“FLOOR KILLER”が主題歌の『グノーシア』、“怪獣”が主題歌の『チ。-地球の運動について-』)ため、今年は「とりあえず1話は観る」を意識していきたいです。チャートは新譜で縛りましたが、それ以外のよく聴いた曲も『BLEACH』や『機動戦士ガンダム00』など、ハマっていたアニメのOP・EDが多かったです。そのためか、Spotifyまとめのリスニング年齢が33歳という驚愕の結果に……。
■ベストライヴ(配信含む)■
group_inou,ピーナッツくん,PAS TASTA〈ライブナタリー “group_inou × ピーナッツくん × PAS TASTA”〉3月19日@Zepp Shinjuku
今年もあまり体調が優れず、基本的に外出はあまりしない一年だったため、ライブハウスに足を運んだのは確かこの一回だけ。ですが、もし他のライブに行っていたとしても、この企画が一番だったと言っていたんじゃないかと思えるぐらい、夢のような時間・最高のライブでした! group_inouが作り上げてきたシーンの遺伝子を確実に受け継ぐピーナッツくん,PAS TASTA、そして3組のファン全てが一体となったフロア……それぞれへのリスペクトがたくさん詰まった素晴らしいアクトを本当にありがとう。イルカのイルカくんとピーナッツくん(着ぐるみの姿)が並んで“THERAPY”を踊り狂ってる姿、トンチキだけど感動しました。
■音楽作品以外のベスト一作(書籍・映像作品など)■
辻村深月『凍りのくじら』(書籍)
短歌の歌集や論文、音楽関連の記事などはたまに読んでいるものの、最近はめっきり活字を読む機会が減っていると感じたため、昨年後半は本を買うことが増えました。中でもずっと気になっていたこちらの作品は自分に刺さるところが多く、人生ベスト書籍に入るくらいのお気に入りです。物語の内容としては割とシリアスで仄暗いのですが、少し冷めた雰囲気の主人公が周りの人と繰り広げるやりとりには温かいものが多く、節々で何度も涙を流しました。終盤のミステリー〜SFチックな展開も面白い。 。
■ベスト・バイ■
ウクレレ
自分で買ってものではないのですが、誕生日プレゼントとして友人からいただいたウクレレを選出。大学を卒業してからは楽器を触ることがほとんどなくなってしまったのですが、ウクレレは音も小さく自室でも気兼ねなく弾くことができるため、いつでも演奏を楽しめて重宝しています。ペグの裏側(留め金)がイルカの形になっているのもすごく可愛い。本体の裏にはお気に入りのステッカーを貼ったりと、見て楽しい・さわって楽しい、最高の宝物になりました。
■2026年にむけて■
昨年も常にうっすらと体調の悪い状態が続いており、さらに足の骨折などもあり、健康とは言いがたい年となってしまいました。骨の痛みはほとんどなくなり、また軽めの散歩を再開できているので、今年こそきちんと体力を取り戻し、元気に暮らしたいです。その他の目標としては、チャートでも少し触れた通り、新しいアーティストを発掘していきたいです。小さめのライブハウスだったりクラブイベントなんかにも足を運べたらいいなあ。あと、引きこもりがちだった割にはアニメや漫画に比べてゲームや映画には全然触れられなかったので、今年はそっち方面にも手を伸ばしたいですね。
山口歩優
インターン生
- キタニタツヤ “あなたのことをおしえて”
- 米津玄師 “IRIS OUT”
- DECO*27 “マシュマロ”
- きそ “いますぐ輪廻”
- カリスマ『カリスマガンボ』
- Chinozo “アンチユー”
- ぬゆり “アイリッド”
- なとり “にわかには信じがたいものです”
- 羊文学 “mild days”
- ROF-MAO『MOMENTUM』
■チャートに関するコメント■
2025年の間によく聴いた、もしくはよく口ずさんでいた曲やアルバムをセレクトしました。紅白でも歌われた、劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の『IRIS OUT』や、『Overdose』などで知られる、なとりの『にわかには信じがたいものです』などは知っている方も多いのではないでしょうか。その他の曲も素晴らしいものばかりなので、知らない曲があったら是非一度聴いてみてください。
■音楽作品以外のベスト一作■
小林キナ『先生! 僕たちが世界を滅ぼします。』(マンガ)
『マンガUP!』にて連載している作品で、毎週欠かさずチェックしています。2025年はあまり本を読んだり買ったりしなかったのですが、この漫画だけは単行本が発売したらすぐに購入していました。キャラクター全員に魅力があり、ストーリーも面白く、そして何より絵が可愛い。感想を語り合う仲間がほしくて、よく友人に布教していました。
■ベスト・バイ■
モロッコヨーグル
ショッピングモールに行った際、駄菓子屋で見つけて思わず購入。最初はどうせ買うならと箱買いしようとしたのですが、値段が馬鹿にならずそれは断念しました。うまい棒が10円だった頃が懐かしいです。そして家に帰りモロッコヨーグルを食べようとしたその時、衝撃の真実を知りました。当たり外れがなくなっていたのです。これは悲しかった…。変わってしまったものもありましたが、味は昔と変わらず美味しかったです。
■2026年にむけて■
健康に気をつけながら、つい楽な方向に逃げがちな自分を律して、将来のためにできることを模索していきたいと考えています。インターンを通して様々なことを学んで、それらを活かして就職…。先のことを考えると胃が痛くなりそうですが、有意義な1年にするためにも頑張ります。























































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































![高野寛ライヴ音源DSD独占配信&インタビュ—『Live at VACANT [ONE, TWO, THREE]』](https://imgs.ototoy.jp/feature/image.php/20121009/6.jpg?width=72)











































































































































































































