見ている側が踊らされているくらいの方が、気持ちいい
──声の出し方ひとつでそんなに変わるんですね。DONGROSSOさんの歌入れも、その場で見学されたんですよね。どんなことを感じましたか?
mikina:こんなに楽しそうに歌っていいんだ!って思いましたね(笑)。その場で出てきたアイデアをどんどん試していて、それをすぐに出せるってすごいことだなって思いました。
──どんなアイデアが出ていたんですか?
mikina:ほんとに遊び心の延長って感じでした(笑)。「ここに筋立てて歌おうぜ!」みたいなことを言いながら、顔真っ赤にして歌っていて。3人でゲラゲラ笑いながらやっているんですよ。見ているこっちも笑っちゃって。自由な脳みそって感じでした。

──今回の振り付けは、どなたが担当されたんですか?
mikina:今回は振付師のキムラモトコさんに初めてお願いしました。DONGROSSOのMVを撮っている(武田)悠弓馬監督が、いつも一緒にタッグを組んでいる振付師さんで。モトコさんに、MVの振り付けとライブ用の振り付けの両方をつけていただいたんです。
──振付師さんによって動きや雰囲気は全然違うものになりますか?
mikina:全然違いますね。音の取り方ひとつ取っても全然違う。モトコさんは「どんな雰囲気にしたいか」「この動きにどんな意図があるか」を、すごく丁寧に説明してくれるんです。たとえば、「ここは急にしおらしくして」「でも次はイケイケに」「ここは一瞬ヒップホップっぽくして」とか、細かくシーンの温度を言語化してくれる。それがすごく新鮮で。音の取り方も独特で、歌に寄り添う部分も多かった。モトコさんのスタイルにはキャッチーさとかっこよく音を取る鋭さの両方があって、それが振り付けにも出ている。キャッチーなんだけど、ちゃんと芯がある。誰かの真似でも、流行りのコピーでもない。ExWHYZらしいキャッチーさになっているのが本当にすごいと思いました。
──MVもインパクトが強かったです。
mikina:泣きのティザーからのお祭り騒ぎって裏切りを、監督がちゃんと構成に組み込んでくださっていて。泣いている情緒から始まって、途中でどんどんおかしくなって、いつの間にか終わる。とにかく、カット割りが多くて。撮っている時はそんなにいっぱい撮っている印象なかったんですけど、編集された映像を見たら「2秒ごとに画面が変わっている!?」みたいな。0.何秒しか映ってないカットとかもあって、すっごい細かく作られていました。見ている側も混乱しながら引き込まれる感じ。最近、私は畳みかけるようなエンタメがすごく好きなんですよ。だから今回のMVは完全にハマりました。見ているうちに「いい、いい!」って思っていたら、もう終わっている(笑)。そういう感じがすごく好きですね。
──「畳みかけるようなエンタメ」って、具体的にどういうものなんですか?
mikina:最近いいなと思ったのが、サカナクションのライブに行ったときなんです。アンコールで「ミュージック」をやったんですけど、本当にすごくて。アンコールでメンバーがMacBookを持ってステージに上がってきて、ダンシングタイムみたいになるんですよ。照明もレーザービームがバーッて走っていて、もうその時点で脳が混乱している(笑)。そこに、すっごくノれるトラックが流れてきて、「うわ、なんだこれ!楽しい!けど、よくわかんない」みたいな。そんな状態の中で「ミュージック」が始まったんです。映像でいろんなダンサーが出てきて、独自のスタイルで踊っていて。それが音と混ざり合って、視覚と聴覚と体感が全部ごちゃ混ぜになっていく感じ。何がどうなっているのかよくわからないけど、「最高だ」っていう感覚だけが残るんです。それを体験したときに、「これは作る側がめちゃくちゃ計算して、緻密に作っているからできることなんだな」と思って。そういう仕掛けられている感に感動するし、見ている側が踊らされているくらいの方が、エンタメを体験する上では一番気持ちいいんですよね。自分的には、「これだな」って思いました。
──そういう感覚を、ExWHYZでも実現したら、よりすごいことになりそうですね。
mikina:そういう意味で、自分が気づける部分をもっと増やしたい。やる側になったら、無邪気に楽しいで終わっちゃダメだと思うんです。どうやって人の心が動くのかとか、どうして楽しいと感じるのか、そういういろんな人の気持ちを理解できるようになったら、もっと面白くなると思います。
──サカナクションのライブは、かなり刺激になったんですね。
mikina:はい。ちゃんと踊らされて帰りました(笑)。頭も心も体も全部。本当に素晴らしかったです。もう完全に、手のひらの上で転がされている感覚でした。

──2025年も残り3ヶ月を切りました。どんな風に過ごしていきたいですか。
mikina:去年の年末はライブ後に体調を崩してしまったので、体を壊さないっていうのが大前提。そして、<Wide Open>ツアーをやっていると冷静に自分を見つめ直す時間がすごく多いんですけど、いろんな人の感情を想像して、そこから得たものをちゃんとパフォーマンスに反映させたい。そうやって丁寧にアップデートしていける3ヶ月にできたらいいなと思っています。そしたらきっと12月27日はもっと良い状態で迎えられると思うので。
──12月27日(土)には、3周年FINALと2025年を締めくくる大忘年会をKanadevia Hall (旧TOKYO DOME CITY HALL)で開催します。そこに向かって進んでいくわけですね。
mikina:ツアー中は冷静に自分を分析していく時間にしたいけど、最後のワンマンまで固いままだと面白くないと思っていて。新曲もすごくハッピーで解放的な曲ですし、そこまでに自分が納得できる行動や準備をして、パフォーマンスも磨いて研ぎ澄ますことを繰り返して、当日はその時にできた自分ありのままで立ちたいなと思っています。いろんなものをちゃんと見て、感じて。開放的に、その瞬間を楽しめたらいいなって。
──毎年年末のライブは、マスターのみんなも「今年もこれで締めくくりだ」っていう気持ちになって楽しんでいますよね。今年もそんな締めくくりのライブになることを楽しみにしています。
mikina:ふー、ちゃんと終わったー!って言える感じで、いい終わり方にできるように、そこまでの時間を大事にしたいです。やっぱり楽しいがいちばん。楽しく終わりたいです。

編集 : 西田健
DONGROSSOプロデュースのパーティー・チューン!
LIVE INFORMATION
ExWHYZ TOUR 2025 Wide Open
10.24(金) 仙台Rensa[宮城]
OPEN 18:00 / START 19:00
10.31(金) 福岡DRUM Be-1[福岡]
OPEN 18:15 / 19:00
11.15(土) 札幌PANNY LANE24[北海道]
OPEN 16:00 / START 17:00
11.23(日) HEAVEN'S ROCK宇都宮 VJ-2[栃木]
OPEN 16:15 / START 17:00 SOLD OUT
11.24(月祝) HEAVEN'S ROCKさいたま新都心 VJ-3[埼玉]
OPEN 16:15 / START 17:00 SOLD OUT
11.29(土) 長野CLUB JUNK BOX[長野]
OPEN 16:15 / 17:00
11.30(日) 金沢REDSUN[石川]
OPEN 17:15 / START 18:00
12.20(土) GORILLA HALL OSAKA[大阪]
OPEN 16:00 / START 17:00
詳細:https://www.exwhyz.jp/news/detail/51522
ExWHYZ Special Live ‘Ⅰ’ -3rd Anniversary Final & Year End Party-
12/27(土) Kanadevia Hall (旧TOKYO DOME CITY HALL)
OPEN 16:30 / START 17:30
詳細:https://www.exwhyz.jp/news/detail/56161
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