「パペットスンスンとコラボしたい」
──アルバムのラストに収録されている10曲目「シオン」も新曲ですね。
高城:「シオン」はすごくいい歌詞で、最後に聴くとずしんとくる感じがあります。楽曲にも壮大さがあって、いろんな自分と向き合いながらも「ようやく本当の自分を見つけた」という曲になっているんです。アルバムを通して聴いた人それぞれが感じることがあると思うんですが、最後に「自分自身ってこうなんだ」と思ってもらえるようなアルバムになってほしいという願いを込めて、この曲をラストに置きました。
──おとぎ話のテーマから始まって、最後に「もう魔法じゃない 勇者じゃない それでもいいんだよ」という歌詞で終わるのは面白い構成ですよね。
高城:そうなんです。おとぎ話を読み終えたあとに現実へ戻るような、そんな感覚を持っていただけるのが嬉しいです。私は「本当の自分を見つけて、ここからまた人生が続いていく」というメッセージだと思いました。特に最後の「永遠の鏡 宝石の猫 少女の足音と階段 運命のリボン 深窓の森 紫の花とダイアリー さようなら もう行くね ありがとうを ずっと」という歌詞は、主人公の言葉というよりストーリーテラーである私からのメッセージなのかなと思っています。
──「message」という曲では、ご自身で作詞をされていますね。どのように進めたんですか。
高城:曲を先にいただいて、そこに言葉をはめていく形でした。本当はもっとおしゃれな言い回しにしたかったんですけど、それは私らしくないなと思って。初めて本格的に作詞をさせていただいたので、言葉足らずでもストレートに、分かりやすい言葉で気持ちを伝えたいと思ったんです。だからソロとしても、ももクロの一員としても、私を支えてくれている方への感謝をたくさん込めました。
──今作はアルバム全体に、感謝の気持ちが随所に散りばめられている印象があります。
高城:そうなんです。普段「ありがとう」と言う機会は多いけど、曲の中でも伝えられたらいいなと思っています。今回は御伽噺をテーマに「本当の自分を見つけてほしい」という思いがある一方で、これまでずっと応援してくれた方々への感謝の気持ちも一緒に届けたいと思ったんです。それにソロではあるんですけど、“ひとりじゃない”と感じています。
──なるほど。それはどういう心境なんでしょう。
高城:もちろんステージに立つのは一人ですけど、楽曲を作ってくださる方、ライブを制作してくれる方、一緒にステージに立つダンサーさんやバンドさん、そしてもちろんモノノフのみなさんと、たくさんの人が支えてくれている。だからソロと言いつつ、実際は全然ソロじゃないんですよね。そのことに年々、感謝の気持ちが強くなっています。
──ソロも10周年を迎えて、グループの歴史も長いですが、憧れのアイドルとして名前が上がることも多いですよね。後輩との関わりについてはいかがですか。
高城:最近、研究生の子たちと接する機会もあったんですけど、もはや後輩というより子どもみたいに感じます(笑)。うちのグループはメンバーが入れ替わらないので、年の離れた存在に接するのは不思議な感覚です。どう接していいか分からないくらい。でも「ももクロさんみたいになりたい」と言ってもらえるのは嬉しいですね。ただせっかくなら、自分たちの色を出して、自分たちらしい道を切り開いてほしいと思っています。私たちも「アイドル=可愛い」という固定観念をたくさん壊して活動してきたので、そのDNAは受け継いでほしいです。
──Zeppで開催されるライブツアー『OTOGIMASHOW』についても教えてください。
高城:アルバムの世界観を大事にしつつ、ライブならではの熱量を届けたいです。セットリストは今までやったことがないような終わり方にしたいと思っていて、想像できそうでできない感じに仕上げています。演出家さんと一緒に作りながら、自分でも意見を出してブラッシュアップしているところです。
──今回はバンドを入れない形なんですよね。
高城:はい。だからこそ、歌と楽曲そのものを楽しんでもらいたいです。コール&レスポンスも多めに取り入れているので、盛り上がれると思います。曲に集中できるライブを目指しています。
──ファイナルは高城さんの地元、横浜のKT Zepp Yokohamaですね。
高城:そうです。横浜愛で爆発させます(笑)。「レニー来航!!」という横浜の歌もあるので、最後は地元への感謝を込めたいです。
──今後、ソロで挑戦してみたいことはありますか。
高城:普段から音楽を聴くのが本当に好きなので、いつかカバー曲をやってみたいです。あとは「パペットスンスン」が大好きで、いつかコラボしたいです! あ、これ大きい文字にしてくださいね(笑)。「パペットスンスンとコラボしたい」って(笑)。
──わかりました(笑)。最後にメッセージをお願いします。
高城:このアルバムは、これまで抱えてきた気持ちや葛藤を1枚にまとめた作品です。聴いてくださるみなさんにも、いろんな感情になってもらえたら嬉しいです。ポジティブな曲が多いので、一緒に心のデトックスをして前向きになってもらえたらと思います。たくさん聴いてください!
高城れにが誘う、御伽話の世界
編集 : ニシダケン
LIVE INFORMATION:高城れに
ライブツアー『OTOGIMASHOW』
2025年10月20日(月)@KT Zepp Yokohama
過去のインタビュー記事
PROFILE:高城れに

2015年にグループ初のソロコンサートを開催して以降、毎年ソロライブを継続的に実施。2017年からは芸人の永野とツーマンお笑いライブも開催。2019年にメンバー初のソロでのテレビCM出演(スズキ・エブリイ)を果たし、2020年には無観客ライブをVR配信で開催し、NHK連続ドラマ「彼女が成仏できない理由」の主演も務めた。2021年には初のソロアルバム「れにちゃんWORLD」をリリース。2023年3月に「レニー来航!!」を配信リリース。本楽曲が横浜魅力発信タイアップソングとなり、現在も【横浜魅力発信アンバサダー】として活動している。2024年2月には主演を務める舞台「パルコ・プロデュース 2024『最高の家出』」が東京・紀伊國屋ホールで上演。2024年6月から10月にかけてソロコン10周年ツアー「まるっと10年まるごとれにちゃん ポジティブがすぎるツアー」を全国で全12公演開催した。2025年10月に2nd ALBUM『OTOGIMASHOU』をリリースし、全国3都市でZeppソロツアーを開催する。
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