STU48が贈る、結成8年目にして初めてのアルバム──“これまでの集大成”と“新たな出発”

2024/06/12 12:00

8年目だけどフレッシュな気持ちでいきたい

——中村さんはいかがでしょう。

中村：私は“ヘタレたちよ”ですかね。このタイトルはインパクトあったし、でも曲自体は背中を押してくれるような応援歌で、曲中にセリフがある曲はSTU48にとっては初めてだったので新鮮だったなと思います。あと、(岡田)奈々さんが兼任最後の参加楽曲だったので、思い出がいっぱいある曲ですね。

STU48 7th Single 「ヘタレたちよ」MUSIC VIDEO/ STU48【公式】

石田：“ヘタレたちよ”のMVは無人島で撮影したんですけど、みんなでバーベーキューしたんですよ。美味しい思い出がいっぱいです(笑)。プライベート感満載のMVだったかなと思います。

——そんな石田さんの好きな表題曲はどの曲でしょう?

石田：私は初めてセンターをさせていただいた“独り言で語るくらいなら”です。MVも初めて室内での撮影だったので、延々とみんなで踊ってたんです。室内だから外の明るさもわからなくて、不思議な感覚になったのを思い出します(笑)。

STU48 6thシングル「独り言で語るくらいなら」MUSIC VIDEO / STU48【公式】

——(笑)。そんな思い出があったんですね。

石田：夜遅い時間にワイヤーをつけて飛ぶシーンを撮影したんですが、そのシーンも是非観てほしいです。

中村：この曲はサビが何個もあって。MVのなかでも、地上の世界と、鏡の世界で振りが違って、しかも2サビ、3サビも違うんです。どのサビだろうってやるたびにわからなくなってすごく難しかった思い出があります。

——他の楽曲での思い出はありますか?

石田：“無謀な夢は覚めることがない”のMVは、真冬に朝から晩まで海の中で踊ったんですよ。冬らしくない爽やかな衣装で踊ってたから、本当に寒くて。あまりに寒いからそのとき、スタッフさんが足湯を用意してくれたんです。誰かが間違えてコーヒーパックを入れちゃって、コーヒーの足湯ができちゃったときがありました。

【MV full】無謀な夢は覚めることがない / STU48 [公式]

高雄：えー(笑)。“無謀な夢は覚めることがない”は、ちょうど2期生が加入してからリリースしたんですけど、MVの大サビらへんで先輩の後ろにバックダンサーの方がたくさんいらっしゃったんです。ファンの方が「これは2期生なんじゃないか」って探していて、全然違ったのが面白かったです(笑)。

中村：バックダンサーの方もはっきりと映っていないし、2期生も加入したてだから顔もあまり一致していなくてファンの方が拡大してスクショしてたって聞きました(笑)。

高雄：反応を見ていておもしろかったです。

中村：“無謀な夢は覚めることがない”も大変だったんですけど、“風を待つ”のMV撮影も大変でした。“風を待つ”は2日間撮影したんですけど、尾道の階段を踊りながら登る撮影だったんです。自分がどういう通路を通って踊るかをしっかり覚えないといけないので、みんな1週間前からイメトレをして、みんなで動画撮って送り合ったりしていました。10回くらい撮影をしたら、2日目が筋肉痛バッキバキで......。あのときの気持ちは忘れられないですね。過酷でした。