るかちレボリューションを巻き起こしたい
──今回の企画では、5人の有名ボカロ Pとタッグを組んで5ヵ月連続で新曲を配信リリースされます。第1弾シングル“MONSTER”は、 “シカバネーゼ (feat.Ado)”などのヒットで知られる、ボカロ P のjon-YAKITORYさんが書き下ろしています。
望月 : “MONSTER”はダークなんですけど。これは素の自分とステージに上がってる自分の差を表現したような曲ですね。本当の素の自分とステージに上がって「イエーイ!」ってやっている自分との葛藤を歌詞にしていただきました。歌い方はころころ変えてみたりして、頑張ったんですけど、「”ニンゲン”だってさ、笑っちゃうぜ」の“笑っちゃうぜ”は本当に笑いながら歌ったりしています。いままでやったことのない歌い方にもをチャレンジしてます。
──演歌を歌うときとボカロ曲を曲を歌うときで、気持ちの入れ方は変えるんですか?
望月 : 正直あんまり変えたりはしていないですね。私は割と無意識なんですけど、聴いてる人は「演歌のボカロだね」「新しい感じだね」って言ってくれるので、どんどん広めて新しい風を吹かせていけたらいいなと思ってます。

──演歌とボカロ共通してるなって思うところはありますか?
望月 : どっちも一緒なところで言えば、ボカロも割としゃくりがあったりビブラートがあったりうなったりとかいろんな派手な歌い方をするんですよね。そういうのが似てるなって思います。
──いままで演歌を聴かれていたファンの方は、ボカロPの方がプロデュースした曲を歌うことに対してびっくりされるんじゃないかなと思います。
望月 : そうですよね。サブスクとかにも、演歌の曲とボカロの曲が混ざるわけですからね。いろんな方がびっくりされるんじゃないかな。同時に老若男女に幅広く見ていただけるきっかけにもなるんじゃないかなと思います。どちらかといえば、演歌を聴くのはやっぱり年配の方が多いんですけど、普段ボカロを聴いていらっしゃるような年齢層が若い方にも、「演歌もいいかもしれない」って思って欲しいです。いろんなところで少しでも若い方に演歌を聴いていただけるような活動をしたいって言っているので、それが叶えば嬉しいです。

──すごくおもしろい試みだなと思います。
望月 : 演歌は日本の文化なので、ここで閉ざすことなく引き継いでほしいですね。
──ある意味、演歌もボカロも日本の文化ですよね。
望月 : 確かにそうですね。私は、この企画を通して、るかちレボリューションを巻き起こしたいんです(笑)。本当にいろんな人が見てくれると思うので、ひとりでも多くの人に「いいな」って思って楽しんでもらえればそれでいいかなと思います。

ボカロP、jon-YAKITORYプロデュース作品 『MONSTER』
■公式HP https://columbia.jp/mochizukiluca/vocalo-p/
■リンクhttps://lnk.to/MONSTER1015
PROFILE:望月琉叶

アイドルユニット「民族ハッピー組」所属 メンバーカラーピンクDJ担当
幼少期から、母の影響で演歌を聴いて育つ。小学生から歌手になることを夢見て、POPSのボイストレーニングに明け暮れた。大学生の時に何気に歌った演歌に歌詞の内容、曲調に惚れ込み心を打たれ、それ以来、有名な演歌を歌うようになった。
アイドルグループ「民族ハッピー組」に加入後もソロライブでは演歌を歌い、ファンからも大きな評判を得て、演歌歌手になりたいという思いが強くなっていった。
あるとき出場したプロのアイドルを対象行われた「歌うま決定戦」で細川たかしの「望郷じょんから」を歌い最高点を獲得し、ソロデビューすることを決意。
2020年7月に「失恋慕情」で日本コロムビアよりメジャーデビュー。オリコン週間演歌・歌謡シングルランキングで1位、有線リクエストランキングでも1位を獲得した。またセカンドシングルの「面影・未練橋」もデビュー作と同様、オリコン週間演歌・歌謡シングルランキングで1位、有線リクエストランキング1位を獲得。
2021年に「第63回輝く!日本レコード大賞」新人賞を受賞。グラビア・アイドル・演歌歌手“三刀流”として幅広く活動をしている。
■公式HP https://columbia.jp/mochizukiluca/vocalo-p/